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徒然☆乙女

乙女ゲーム・アニメ感想日記

 

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  • 源狼 GENROH
  • 2015年11月27日 (金)
  • 06時41分51秒
by AlphaWolfy

源狼 GENROH  


1179年。日の本の国---。
京の都では平清盛が率いる平家一門が栄華を誇っていた。
「吉次一族」の若き当主が殺される事件が起こった。当主の持つ一族の秘宝「龍煌石」が密かに持ち去られていたが、真相は伏せられて何者が当主を殺したのかわからないまま、事件は闇の中へ葬られることになる。

京から遠く離れた、奥州陸奥国沿岸---。
主人公の沙耶は小さな集落に住む12歳の女の子。
母を病でなくし、独り残された幼い彼女は集落の名主の元で働きながら日々過ごしていた。
彼女は幼い頃から、人の嘘を見抜き、物の本質を見極める類稀な才能を持っていた。

ある日の朝、彼女の住まいを立派な一団が訪れた。
一団を率いていた若い男は彼女の前に恭しく跪き、こう言った。
「お迎えに参りました。お嬢様。」
状況が飲み込めないままに一団の運んできた立派な輿に乗せられて奥州一の都「平泉」に連れられて行く沙耶。

今まで見たことのないような新しい世界。
そして源義経の率いる郎党たちとの出会い。
やがて、日本全土を巻き込んだ「源平合戦」へ時代が移ることを、まだこの時、沙耶は知らなかった。(公式より)


恋愛劇義経一行の軌跡。
歴史に興味があるならオススメの一作。


ありんこにとって「源義経」という人物は、2005年NHK大河の滝沢君主演「義経」のイメージでした。毎週、回を重ねる毎に立場を悪くし追い詰められ、悲劇度がUP。最終話の自決のシーンでは号泣した事が今でもトラウマだったりしますw
天性の将としての才覚を存分に発揮し、世にその名を知らしめた事が災いして短命に終わった義経は、非常に興味深い人物。そんな魅力的な義経が攻略出来る乙女ゲームなんてオイシイ機会を見逃せる筈もなくw、嬉々として攻略開始

この作品は基本史実に沿った展開である為、攻略対象の面々が最終章で追い詰められ、討ち死にします。後半の悲劇は、郎党達とノンビリ花見をしたり、紅葉を見に行ったり、温泉に行ったり・・・という前半戦(共通ルート)での和やかな思い出が思い起こされ、切なくなります。

鞍馬山の天狗が義経の師匠として登場したり、イヌワシ(この子が大活躍!)を飼い慣らし、連絡用に使役したり窮地を助けてもらったり、とファンタジーな展開も含みます。
主人公の出生の秘密、吉次前後継者の暗殺とその因果関係など、義経を追う物語以外にも伏線が幾つかあり、その謎解きは攻略制限のある御影ルートにあります。

<ルート展開>
義経一行と知り合い、穏やかな日々を送る共通ルート。
いよいよ出陣し、数奇な運命を辿る個人ルート。尺は結構長いです。
終わり方は大抵史実通りですが、主人公と選んだキャラが生き延びる事を許され、ささやかな幸せを感じながらEND、が主流パターン。
郎党ルートはどれも似かよっているので少しワンパターンかな。

<主人公、沙耶>
なんと12才という年齢から物語はスタート。
義経達と知り合い行動を共にし、戦乱に巻き込まれていく年月を追っていくので、最後には大人になっている状態でENDを迎えます。
心根が真直ぐで素直な良い子なのですが、意志が強くて頑固。
分別の無い言動にビックリする事もありましたが、まだ年齢的に子供ですから仕方が無いのかな?w
吉次の長として自覚はあるのか?商売はどうした?!とツッコミたい好き勝手な行動も多々。
戦場まで義経について行きたい!って我儘を聞き届けてくれる、店を支える有能なサブキャラの存在が有難く感じましたw 
それにあの時代、沙耶の様な子供や商人が戦の軍議に立ち会えるって不自然。
まぁそこら辺は乙女ゲーなので良しとするw

<イラスト・背景・BGM>
立ち絵、悪くないです。目パチ口パクあり。
スチルは概ねキレイ。沙耶の表情(きょとんとしていたり)が気になるものが幾つかありましたが、許容範囲内。
背景はとても美しく、文句無し。流れる雲、しっとり降り注ぐ雨、特に荒れ狂う嵐の最中を前進する船上など臨場感があってクオリティが高いと思いました。
音楽も作品の雰囲気を盛り立てていてオリジナリティが感じられるものばかり。
素晴らしかったです。

以下、攻略順に感想を。
ネタバレ有り。





琥太郎
年齢的に沙耶に一番近く、子供っぽいから親しみが湧くキャラかな。
隠密活動が得意で、口達者なので、戦の不利な局面に敵を寝返らせ勝利に導いたり。
期待以上の活躍振りでした。
戦場で恐怖に打ち勝てず活躍の機を逃し、思い悩む姿には人間味が感じられて良かったです。
2人の会話は素直になれなくて憎まれ口ばかりだけど、琥太郎の沙耶に対する好意は序盤から明白。
肝心の沙耶は彼に恋愛感情を抱くまでかなり時間がかかったという印象。
実際もっと素敵な郎党の方々が他にいらっしゃいますからねw
あと、立ち絵から身体的成長が伺えませんでしたが、逞しく成長した姿が見れたらもっと良かったのにな


忠信
女慣れしていて、チャラチャラしたイメージ。
調子よく軽口を叩く事が多かった彼だけど、彼のルートで明かされた真面目で努力家な一面に株が急上昇 思い遣りがあって沙耶を大切に扱ってくれる紳士で、結構一途に彼女を思ってくれていたのでした。

このルートでは兄弟の絆に焦点が当てられていて、頼朝と義経のもどかしい遣り取りに自分の境遇を重ねて関係修復を試みようとします。
沙耶の義兄の暗殺に関わる者達との接触のシーンでは、真相は明かされないものの、謎めいた因果関係が気になりました。
恋愛展開は沙耶が彼を意識し始め、好きになっていく様子が描かれていたので、琥太郎ルートよりも感情移入が出来たかな。
死が目前に迫った最終局面での別れのシーンは劇的で、恋人達が今生の別れを惜しむ様子が盛り上がりを見せ、◎でした。


継信
CV三木さん お声が沢山聞けて楽しかったです
屋島の戦で命を散らす運命が、本ルートではどの様に変化するかが見所。
弟とは真逆で、朴訥で忠義に厚く、女気無し。沙耶を妹の様に思っているんですよね。
大人な彼には子供過ぎて、相手にしてもらえないのでは・・・と心配。

このルートでの沙耶は、子供の時分から彼の趣味趣向に関心を寄せています。
鍛冶場に赴いては刀の事について色々と質問・・・若い娘にしてはマニアックですなw 
堅物な継信も自分の好きな事だと饒舌になるからお近づきのアプローチとしては正解ですねw 
戦に向かう前、「戦を終え、生き延びた時必ず、俺はおまえの元に戻ってくる。そして、また、おまえに笑い掛けよう」と言ってくれたシーンに感動。
沙耶が彼にとって大切な存在になっていたのだな、と実感出来たので嬉しかったです。

屋島では片目を負傷し失ったけど、生き延びることが出来てホッ。
しかし屋島以降は本作一、気が滅入る展開でした。
義経や郎党達とは完全別行動、合流出来ず一同討ち取られたとのニュースを聞いた時の絶望感が酷かった・・・。
生涯を掛けた主君を失って生きる目的を失い、吉次12人衆が潜伏する各地の村々も焼き討ちに遭い連絡手段は途絶え、失意のまま鎌倉方の追っ手に捕まり成敗されるBADENDの後味は最悪でした

二人で支えあって生きていこうとするGOODENDでは慎ましくも幸せを見つける事が出来、〆のキスシーンの雰囲気は結構な糖度。素敵でした。


弁慶
CV津田さんの渋いお声がピッタリでした
寡黙で不器用、強面だけど優しさが感じられる性格の弁慶。
無駄口が嫌いだ、と本人が言う通りセリフは簡潔で的を得ているw 沙耶が好感を持つのも道理な御仁です。
親しくなる切っ掛けは食べ物、でしょうか。
出会った頃は沙耶がただ「餌付け」されていただけの様な気もしますがw 
沙耶が年頃になって弁慶の事が気になりだしてからは、出陣の度無理矢理同行しようとする彼女の強引さにタジタジww

このルートではコミカルなシーンが他に比べて多かった気がします。
納豆を世に紹介するというくだり、笑えました。
沙耶って新しいモノに関する固定概念が無くて臨機応変に考えられる子なんだなって感心w
それから最後のイヌワシ、雪ちゃんとの恋敵トークも笑えたw

平家側のキャラ・教経が活躍したり、熊野の別当との関係が明らかになったりと、義経にさえ語った事の無い平家との意外な繋がりが明らかになった展開は、史実からかけ離れていたけれどw面白かったです。
他にはその昔京で弁慶が刀千本狩りをしていた時、そこに込められた願掛けの内容が明らかに。
「腐った世を壊し、子供が飢えない世を作る」というモノ。
そんな世の中を実現出来るのは義経だけだと信じて。
この願い、実は義経さえ知らされていないみたいなのですよね。
沙耶に打ち明けてくれた事が特別に感じられて、ありんこも嬉しくなりました
また、壇ノ浦の合戦の後、義経軍から離脱した事情も語られて納得

衣川館での壮絶な最終局面、郎党達が次々と倒れる最中、弁慶に最後の命令を下す義経の言葉に涙が出ました。
「最後の頼みだ。あの娘は、奥州の宝・・・。そして・・・俺たち皆の希望だった。
死なせてはならん。たとえ、平泉が焦土と化しても・・・。」

生きることが死を迎えることよりも辛いこともある、って誰かが作中で言っていたっけ。

鎌倉の軍勢を目前に滅び行く奥州に悲観した沙耶に弁慶が言った言葉が胸に沁みました。
「おまえの力が必要となるのは、これからだ。絶望の淵から這い上がるために、おまえの力が要るのだ」
「・・・目を背けずに、見届けよう。私たちの奥州が滅びていく姿を。そして、いつか新たな芽が吹く日を待つんだ。その礎となるために・・・生き続けよう」
僅かな希望を胸に抱いて再出発。物悲しくも美しいENDでした。


義経
CV立花さん
一番楽しみにしていたのはやはりこの人でしょう。
源氏の御曹司と恋愛が出来るなんて、それだけでテンション上がります 
史実では静御前との悲愛があまりにも有名ですが、沙耶との恋愛はどう描かれるのか?
避けられない自決(死亡)ENDをどう回避するのか?

郎党との関係性は、身分を隔てない仲間のものかと思えば、しっかりとした信頼関係があった上に築かれている主従関係でした。とても良い雰囲気です。
「運は待っていても来はしない。動いて、強引に引き寄せるものだ」
平家との連戦で残した、常識を覆す戦術。
天候や運を味方にした伝説的な奇襲の数々。
あまたの功績を残したにも拘らず鎌倉から距離を置かれ、その戦の才能故に自らを追い詰める悲劇の展開は、義経ルートに到着するまで何度も見てきましたが、このルートで悲劇は回避出来るよね?と祈るような気持ちでした。

家族愛に恵まれない不遇な幼年時代を過ごした彼が頼朝に兄弟の絆を求め、最後まで絶対の信頼を寄せ信じようとした義経。見ていて遣る瀬なかったです。
やっと裏切られたと確信し、郎党さえ失い絶望した時、沙耶が傍に居てくれた事に救いを感じました。
恋愛面での進展は最後までお預け。
沙耶と奥州を目指す旅をしていた時ですら彼女からの告白を退け、中々恋愛関係になろうとせずこちらはヤキモキさせられっぱなし
唯の「逃亡者」に成り下がった義経が「奥州の宝」である沙耶に手が出せない・・・という理屈なのですが。御曹司はかなりストイックでしたw 不満だよなぁw

御影「・・・信じる道を行け、遮那王。どこまでも・・・心の赴くままに」
義経が生き残る唯一の道は日ノ本を捨て、大陸へ渡ること。
ジンギスカン伝説ここに成るか?!w・・・そんな終わり方でした。
どこに行っても彼の元には人が集まって来て、そう遠くない将来に大陸でひと旗挙げるかもしれない・・・という余韻が。
沙耶との幸せというより、大団円ENDっぽかったです。 
ただ生き残ってくれた事がありんこには嬉しかったので、これで良しとしましょうw


御影
天狗の御師様。
真相ルート扱いかと思ったらまさか、恋愛対象になるなんて。
凄く年上だったのかと思えばそうでもなかったらしい 
最後に父親が誰なのか種明かしがあり、血の通った人間だという事がわかりましたが、紫の瞳&人間離れした身体能力を持っていて、異形の存在である事は確かです。母親方は「鬼族」との混血だったのかも?(不明w)
何よりも嬉しかったのは、このルートの義経と郎党達が皆最後まで健在だった事。
それも義経が生き残った事で奥州に勝機が見え、鎌倉が和議を提案してくるという「もしも~だったら」のストーリー。
本当に良かったv(o゚∀゚o)v
BADENDでは沙耶が石の力を使い、自ら支配者になる毛色の違った終わり方。おそろしや・・・

まとめ
物語はほぼ史実通り進行。
前半は脳天気にゆったりと面白おかしく過ごしていた皆が後半になって悉く死に追いやられる展開の繰り返しには心が折れそうでした。
郎党達とのHAPPYENDは小さな幸せにすがって生きていこう、という幸薄いもの。
弁慶ルートに関して言えば、彼の歴史が語られ、平家との意外な繋がりが判明し、糖度もそれなりに感じられて、一番満足出来ました。

最後に取っておいた義経・攻略制限があった御影ルート共に悲劇で終わる結末を避けることが出来てどんなにホッとしたことか・・・!
これ以上死亡ENDが繰り返されたらこのゲームの評価はダダ落ちだったことでしょうw

乙女ゲームとしての全体的な糖度は低く、義経とその郎党達の生涯を辿る物語だったという印象なので、興味のある乙女は恋愛劇より歴史を楽しみたいという気持ちで望むと良いでしょう。

以上長くなってしまいましたが、最後までお付き合い有難うございました

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